iPhoneアプリ|2011
「笑い袋」というiPhoneアプリを使ったインスタレーションです。
このアプリは音に反応して笑うというもので、それらを複数並べることで、不思議な場をつくりだすことができます。長く使用したiPhoneは液晶の色がそれぞれ独自に変色し、マイクの性能にもばらつきが出るため、それが個性になります。結果、笑い上戸のiPhoneと、あまり笑わないiPhoneが現れました。(むかって一番左のiPhoneはすごい笑い上戸)
Credit
企画・デザイン:佐藤ねじ
Program:村瀬大輔
インスタレーション|石膏・映像|2004

これは「人間の表と裏の顔」を描いたインスタレーションです。
白い石膏の球体の両面に投影された2つの顔(同一人物)がそれぞれ何か喋っています。
それは表の顔(建前)と裏の顔(本音)。
たとえば「誠実で仕事ひとすじの公務員」が、心の中では「いつも小さい女の子に萌えている変態男」であったり、[2、3ページ参照]
「純粋で素直なかわいい子」が、心の中では「おやじ近寄るな、くせーんだよ。早くカバン買えよ。」と言ってタンを吐いたりします。[4、5ページ参照]
また、石膏の両面に顔が映し出されるので、2つの顔を同時に観ることができず、左右を行き来して観なければならないのも特徴です。[8ページ参照]
人間は2面性だけに分けれるほど単純なものではないですが、この作品では意図的にギャップのある2つの顔をつくり、エンターテイメント性を持たせています。
Credit
企画・制作:佐藤ねじ
出演:中川裕基/白沢真夫/久保慶和/浅井久美/岩田直樹/柳生京子
インスタレーション|テレビ・ラジオ|2003

これは6台のテレビ同士が会話(コント)をするインスタレーションです。タイトルの「TVSexii(テレビセクシイ)」とは、当時活動していたセクシイという劇団の名前で、その役者たちの代わりにテレビにコントをしてもらうという企画です。
そこでは「話してるうちに声が入れ替わってしまう男女」や、「親父にガミガミ説教されるが、うるさいから時々リモコンで相手(親父)を消してしまう若者」など、テレビ同士ならではのやりとりが展開されます。[8ページ参照]
視聴者はそれらの声を、支給される携帯ラジオを通して聞かねばなりません。ただし、周波数は2チャンネル用意されています。テレビは6台で1つの会話をしているのではなく、別々の会話をしているのです。つまり、同時に2種類の会話(コント)が上演されているのです。[9、10ページ参照]
当然、視聴者は誰と誰が話してるのか、始めは迷ってしまいますが、それを探りながら観ることにより、通常のコントや演劇にはない「能動的」なコントが実現できるのです。これを「コントインスタレーション」と(勝手に)命名しました。
Credit
企画:佐藤ねじ
出演:中川裕基/川口祐志郎/白沢真夫/久保慶和/林亮輔/小澤祥子/馬場三奈/小幡涼子/川島尚子/佐藤ねじ
愛知県学生選抜展「美系優秀」出品作
会場:愛知県春日井市 文化フォーラム春日井
インスタレーション|ビデオカメラ・家の模型|2003

これは「のぞき」をテーマにしたインスタレーションです。
一見ただの家の模型ですが、煙突の中をのぞくと、中で生活している男の俯瞰の映像が見えます。男はテレビを観たり、踊ったり、寝たり、たまに泣いたり淡々と生活しています。視聴者にはその彼の姿をこっそり覗いて、まったりしていただこうという作品です。
ちなみに、家の模型の中にはビデオカメラが入っており、そのファインダー(覗き穴)は煙突につながっています。ファインダーから観る映像には遠近感がつくため、その性質を利用して、煙突から覗いたときの距離感を再現しました。
Credit
企画・制作:佐藤ねじ